どうもアオタクです!
ライティングしている人達の写真が羨ましい・・・。GODOXってメーカーが良いって聞くけど何から始めれば良いかわからない、これからストロボでオフカメラライティングを勉強というストロボ初心者の方向けの記事です。
オフカメラライティングとは?
まず、オフカメラライティングとはなんぞやってところですが、オフカメラがあればもちろんオンカメラがあります。
その違いはとっても単純で
・オンカメラはカメラの上にストロボを装着して発光する
・オフカメラはカメラとは離れたところでストロボを発光させる
そんな撮影です。
一般的にはストロボ使って撮影するというとオンカメラライティングのことを想像すると思いますが、近年では撮影機材や無線技術が安価かつ高性能になり、プロカメラマンの撮影領域のイメージがあるオフカメラライティングが注目されています。
オンカメラライティングは基本的にカメラのホットシューにストロボ(クリップオンストロボと言われる)を装着して撮影することに対して、オフカメラライティングはカメラのホットシューに離れたところにあるストロボをシャッターのタイミングに同期(シンクロ)させて発光させるための送信機(トランスミッターやワイヤレストリガーなどと言われる)を装着して撮影します。
オフカメラライティングに必要な機材とは?
①送信機(トランスミッター)
②ワイヤレス発光対応のストロボ
③ライトスタンド
④モディファイア(光源の大きさや影で出方を変化させるもの)
一般的にはこれだけの機材が必要になります。
カメラボディとレンズはご自身でご用意くださいね笑。ちなみにカメラボディはホットシューがあるものでないと送信機が付きませんのでご注意下さい(コンデジや廉価版のカメラには付いてないことも多いので注意!)
これらを今後ステップアップしても使えるように拡張性の高いGODOX機材でとりあえず揃えていきましょう!
2万円でお釣りが来る!オフカメラライティング入門機材一式
①送信機はGODOX X1T(5200円前後)
②ストロボはGODOX TT600(7200円前後)
③ライトスタンドはNEEWER プロライトスタンド(3000円前後)
④モディファイアはGodox ソフトボックス 60x60cm S型ブラケット付き(3000円前後)
合計なんと1万8400円!!
2万円用意すれば撮影時の豪華なお昼ごはんも食べれるくらいのお釣りが返ってきます!
ただ、単三電池が6本(送信機2本とストロボ4本)必要なので持っていない人はお釣りをそれに充てましょう!とりあえず充電器があれば充電もできるAmazonベーシック単三8本セット(1700円)を買っておきましょう!
送信機のGODOX X1Tはお手持ちのカメラメーカーに対応した型番を買ってくださいね。キヤノンをお使いであればX1T-C、ソニーであればX1T-S、ニコンであればX1T-NなどX1Tの後にメーカーの頭文字が付きます。(現状、キヤノン・ソニー・ニコン・富士フィルム・オリンパス・パナソニック・ペンタックス版があります)
よく見たらライトスタンドはNEEWERでした笑。そこは目をつむってくださいw。ちなみにライトスタンドはかなり頑丈で安定感があるものですが少し大きくて重いかもしれません。個人的には転倒の危険性があるので初めての人ほどしっかりと安定感のあるものを使って欲しいと思っていますが軽いライトスタンドが良いという方は軽い中でも比較的安定しているこちらのライトスタンドがおススメです。(高いけど)
とりあえず組み立てよう!
①X1TとTT600に電池を入れる(合計単三6本使用)
②X1Tをお手持ちのカメラボディのホットシュー部分に装着します。
③ソフトボックスを組み立てて、S字ブラケットに装着。
⑤S字ブラケットにTT600を装着。
④ライトスタンドを立てて(筋交いが地面と水平になるようにすると強度マックスになります)、ストロボ部を装着。
⑤TT600とX1Tを接続。
⑥あとはカメラの設定・光量を試行錯誤しながら撮影練習しましょう!!
この機材一式での作例紹介とその設定も公開します!
紹介した機材一式でどんな写真が撮れるのか気になりますよね?
というわけで参考までに作例紹介させていただきます!よくわからない人はとりあえず真似してみてくださいね!(図汚くてごめんなさい)
カメラ設定:シャッタースピード1/160、F値9、ISO1000 固定
①まずは細かい事を気にせず全身を撮ってみよう!
まずは全身をとってみました。二万円以下で揃うライティングセットなかなかいいですね!
写真下に撮る際のポイントと配置図があるので参考にしてみてください。
【ポイント】
1.ストロボをフル発光してしまうとチャージに時間がかかる為、ISOをあげてストロボ出力を抑えよう
2.被写体に対するストロボの向きでイメージを作り出そう
②コントラスト高い夏の日差しの様なライティングをしてみよう
次はソフトボックスのディフューザーを外して硬い光をつくってみました。
60×60ソフトボックスだけという限られた機材でも様々な撮り方ができますね!
【ポイント】
1.ソフトボックスのディフューザーを外して光の質を硬くする
2.背景紙に近づくことで背景に強い影を作り出す
③光量を落として、クールな写真を撮ってみよう
次は、②でディフューザーを外したまま光量を落としてクールな感じでとってみました。
2万円で揃う機材で撮ったとは思えない高級感が・・・!ちなみに背景紙は同じく白色です。背景に届く光の量をコントロールする事でグラデーションや落ち込みを作れます。
【ポイント】
1.ストロボの光量をコントロールして自分のイメージ通りに調整する
2.被写体と背景の明るさの差を調整したい時は、背景と被写体の距離を調整する
④1灯ライティングでも工夫して影を起こしてみよう
先程外していたディフューザーを付けて、柔らかい光で女性らしい肌を撮影してみました。
ディフューザーの取り外しだけでこれだけ雰囲気が変わるのは面白いですね!
頬の影が気になったので、背景紙と被写体を近づけて背景紙をレフ版代わりに使用してみました。レフ版がないという方や、レフ版を置くスペースがないという場合でもこういった工夫で影を起こせますね!
【ポイント】
1.被写体と光源の距離で光の質をコントロールする(被写体と光源が近ければ柔らかくなる。遠ければ硬くなる)
2.1灯のみでレフ版もない場合は壁に被写体を近づけて、壁をレフ版にしてみよう
3.レフ版代わりにする壁の色には気を付けよう(壁の色が反射する)
⑤さらに顎付近の影を起こして肌を美しく撮ってみよう
④で背景紙で影起こしをしましたが、まだ頬あたりの影が気になったので、被写体と地面の距離を近づけました。
より光が柔らかくなり、肌がとても綺麗に撮れました。
【ポイント】
1.被写体と地面の距離を近づけて地面をレフ版代わりにしてみよう(下写真参考)
2.光源と被写体の距離をギリギリまで近づけよう(光源が近いほど光の質が柔らかい)
さいごに
いかがだったでしょうか!?一つの機材でも様々な写真を撮る事ができました。しかも2万円以下・・・!!
何かとお金が掛かると思われているライティング撮影ですが、2万円から入門できるなんて最高すぎますね!是非、ライティング撮影で撮影の幅を大きく広げましょう!!
最後までご覧頂きありがとうございました!気になる事や、知りたいことがあればコメントください♪
今回使用した機材
●Canon EOS 5D mark4
●Canon EF24-70mm F2.8L II USM
●GODOX X1T
●GODOX TT600
●NEEWER プロライトスタンド
●Godox ソフトボックス 60x60cm S型ブラケット付き
●Amazonベーシック充電池単3形8本セット
※フルサイズカメラに良いレンズを付けていますがホットシューさえついていればどんなカメラでも同じ様に撮れるはずですよ。
モデル協力:betty???