写真:GODOX公式HPより
近頃、GODOXの格安モノブロックであるSK300ⅡやSK400ⅡがAmazon・楽天でなかなか買えなくなってきて困るな~と思っていたらGODOXから待望のモノブロックタイプの新型スタジオフラッシュが登場するようです!
SKシリーズⅡ型と並ぶスタジオフラッシュ入門機⁉
名前はGODOX MS200/MS300。名前で分かる通り200Wと300Wの2種類の展開です。
公式サイトではSKシリーズⅡ型と比較されていませんが
・2.4GHzのXシステム搭載
・$100前後の価格帯(国内販売価格は15000円前後か)
という点では間違いなくSKⅡシリーズと並ぶGODOXスタジオフラッシュ入門機となるでしょう。
ただ、チャージ速度の差や最高出力、光量レンジが違うためSKⅡシリーズの後継機という位置づけではなさそうです。
スペックを確認!
というわけでさっそく公式ページに掲載されている情報から同価格帯のSKシリーズⅡ型と比較しながらスペックを確認していきましょう!
【出力】
・200Wと300Wの2種類(SKⅡ型は300Wと400Wの2種類)
【調光】
・1/1~1/32まで1/10ステップで調光可能(SKは1/16まで)
【大きさ】
・200W型・300W型ともに標準リフレクターを含めて全長28.3cmのコンパクトさ(SKは300W型が34cm、400W型が38cm)
※ただしSKシリーズは標準リフレクターではなくランプカバーでの計測なので微妙に同じ基準ではないですが標準リフレクターとランプカバーの長さはそこまで変わらないと思います
・200W型・300W型ともにハンドルまでの高さが12.7cm(SKは300W型が20.6cm、400W型が23.2cm)
【重さ】
・200W型・300W型ともに2.6kg(SKは300W型が1.9kg、400W型が2.1kg)
って、え⁉なんで? コンパクトになって出力が小さくなっているのにだいぶ重量がアップしていますね。
これは公式の情報が間違いなのか、中の仕組みが安定化・高機能化した?ということなのか。この大きさでこの重さだとだいぶ中身が詰まってるように感じますね。ここに関しては実機が出てきたら再度レビューしますね。
⇒実物を購入したら200W型は1.3kgでした!なんという誤表記!笑。軽いです!
【リサイクルタイム】
0.1~1.8秒(SKは0.1~1.0秒)
SKシリーズⅡ型と比較した際のメリット
・軽量・コンパクトに!
SKシリーズⅡ型と比べるとだいぶ小さくなって軽くなってますのでレンタルスタジオを利用する際など持ち運び時にはバッグに複数灯入ってだいぶ有利ですね。
・小さな光が作れる!
SKシリーズⅡ型では1/16までしか絞ることができず、出力も小さい方で300Wだったので微小な発光ができませんでした。今回は200Wで1/32出力が可能なので従来よりかなり小さな光を発光できるようになりました。この価格帯のモノブロックで1/32まで出力が絞れるのは本当にありがたいですね。
SKシリーズⅡ型と比較した際のデメリット・気になる点
・電源が日本仕様でない
AC110-120V/60Hz or AC220-240V/50Hzという日本市場にはあまり適さない電源。
日本は100VでSKシリーズⅡ型も以前は100V対応していたのですが最近は110Vからのものが主流で売られています。もちろん110V~でも日本で一応使えますがリサイクルタイムが遅くなったりや出力が弱くなったりします。
・重い!
スペックのところでも書きましたが、公式ページ上ではSKシリーズ2型より小さいのに重量はMSシリーズの方が重いことがわかりました。
このサイズで2.6kgはかなり重い部類かな~と思いますので実運用でどこまで弊害がでるか気になるところです。
⇒MS200の実物を計測したら1.3kgでした!めちゃ軽いです!
・リサイクルタイムが遅い!
出力も小さくなってコンパクトになって、かつ重量も重くなっているのにリサイクルタイムが遅くなっています。フルパワー時1.0秒(SKシリーズⅡ型)だったのに1.8秒(MSシリーズ)になっています。ここは撮影テンポに関わることなので気になる点ですね。
まとめ
今までSKシリーズⅡ型を持っていた人で
もっと軽くコンパクトにしたい人
もっと小さい光を使いたい人
はSKシリーズⅡ型よりMSシリーズの方もおススメです。
軽さや大出力・リサイクルタイムを重視する方は従来のSK300ⅡやSK400Ⅱがおススメです!!
是非快適なGODOXライフを!
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